/////////////村上隆/////////////

shasha2008-05-16

村上隆のフィギュアに16億」


http://news.goo.ne.jp/topstories/entertainment/20080515/643c3b9bb275d85d3073b9fd6235f5bb.html?fr=RSS
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このネタを肴にアート論で2時間、居酒屋でいけるな。和民でじ〜っくり飲めるよ。もしかしたら殴り合いもいけるかもしれない。がっちりハグしてもう一軒いけるかもしれない。すごい使い勝手のイイ話題じゃないかなぁ〜!
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このニュースで思い出したのがW.アレンの「おいしい生活」って映画。。これ佳作らしいんだけど面白いんですよ。
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話は、夫の職業(銀行強盗)の目くらましではじめた妻のお菓子屋がバカあたりして小市民がいきなり富豪の仲間入りになるとこからはじまるんだ。
で、その妻が面白い。金持ちになって、ガンガン高いもん買って家を豪華にし、調度品を豪華にし、あこがれのセレブ社交パーチーを開く、、、んだけど、聴いちゃうんだ。セレブのコソコソ話を。
「とにかくカネにものいわせて豪華にしつらえてるけど、、美的センスのかけらもないわ、、ダッッッサイわねぇ〜〜〜」って。
まぁ、成金だからまだわからないんですよ。「高きゃイイ品」ってぐらいしか。
こういう成金は「開運 なんでも鑑定団」を観てればリアルにお目にかかれます。片田舎の土地成金がしゃにむに古美術を買い漁るんだけど、脈絡は無い。思い入れもない。あげくはほとんど贋作品、、みたいな。でも全然ヘコまない、、みたいな。
しかーし、その妻はヘコむんですよ。
ヘコんで、アートを学び始める。
学び始める、、んだけども、なんだか「愉しいアートの味わい方」ってことより「それっぽい、使えるアートうんちく」みたいなのを覚える方向に行っちゃうんですよ。なんだろ、川島なお美のワイン論のような、わかんないけどそんな方向に行って、そこにつけ込む美術家が現れるんです。妻はつけ込まれてるとか全然わかんないから、結局美術家のパトロンになってしまうんです。。。
そんで、、妻はアートを語ってる自分に理想のセレブリティーを重ねて、酔っていっちゃいますんだわ。
夫はそんな妻でも愛してるんだけど、「マイアミでのんびり過ごして〜なぁ〜〜、、、、ホントは」ってすれちがってく。。。。
、、、、このあたり!。このあたりのことを村上隆の16億で思い出しました。
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僕はねぇ〜〜村上隆ってアリかナシかはいまひとつスパッと言い切れないですよ。あんまり関係ないですしね〜。
ただ、それよりも僕が気になったのは、ひとつ。16億の使い道。これでアリかナシか決めたいような気が今はしていまふ。

みなしゃんはいかがでしょう。
映画のオチはハッピーエンドです。オモチロイ。