/////東京アンダーナイト/////

shasha2007-03-08

以前、某ボーちゃんが台風の日に車で渋谷に呼びつけられたら、車が水没して動かなくなったそうだ。『「渋谷」っていうくらいで「谷」だから、雨が溜まるのは当たり前だ!」と怒ってたのを聞いて、ああなるほどなと思った。
「溜池(ためいけ)」という地名が赤坂にあるんだけど、台風だとそこでタクシーやデリバリーがよく水没するのである。ほんとに、子供が泳げるほど雨が溜まる。そう、もともと池だった地なので、雨が溜まるのは当たり前なのだった。『東京アンダーナイト』という本を昨日読んで、今、気がついた。ちなみに昭和の赤坂の夜についての本である。「溜池」のくだりもここに書いてあった。
バイトで赤坂にはホントよく行くので、赤坂の歴史本は面白い。『東京アンダーグラウンド』は六本木もひっくるめて、かなりの「闇の昭和史」が楽しめた。スコセッシが映画化するってのはどうなったんだろう?早く観せてーな!!
昔の赤坂のナイトクラブには、政財界、芸能、スポーツ、ヤクザ、各方面の超V.I.Pが遊びにきていたので、そりゃ面白いハナシも湯水のように涌いてくるわな!。現在は赤坂にそういう雰囲気はない。焼肉屋や韓国料理屋、ラーメン屋に芸能人やたまに小泉や安倍が庶民派パフォーマンスでくるくらいな雰囲気である。隠れ家的な名店はまだあるらしいが。。大火災のホテルニュージャパン跡地にも、なにも無かったようにシャレたビルが建ち、きさくな外国人が住んでる。丹下健三の建てた赤坂プリンスホテルよりもジョンレノンが泊まったキャピトル東急ホテルよりも、ブサイクオバハンの看板のAPAホテルのほうが赤坂の今っぽいのである。。と、知ったような知識を軽くひけらかしてみましたがデリバリー知識である。なんか昭和ド真ん中の本の筆者が「さようなら!昭和!」ってしめくくってたので、まーホントに昭和と赤坂の役割は終わったのでしょう。。まーまー皆さんにも僕にもまったく関係ないですけどねー。昭和も赤坂も。昭和は関係アルか。

時代は変わって、V.I.Pが集まるというと、今は、六本木でしょうか?!とりあえずセレブは集まりつつあるよね。ヒルズに加えて、また出来たもん。六本木・防衛庁跡地に「東京ミッドタウン」。
ヒルズははずれに建ったけど、これは六本木ド真ん中!!狭い敷地にごちゃごちゃと立ち並ぶ店を見下ろすかのように、スペースを十分に確保したミッドタウンが完成した。今月。
これでまた当面は六本木で、V.I.Pたちの「夜の密約」が交わされていくことだろう、と思う。
くしくも友人は、六本木で遊んだ夜に、「東京を離れよ〜〜っと!」と決め、来月大平原に越してゆく。
やっぱり土地土地にはどっか「磁力」ってのがあるのかな〜、いや、あるんだな〜って思いましたね。